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妄想という自家発電について

おはこんばんちは。ご無沙汰しております。

ここのところ書いては消し書いては消ししながら萌えの渋滞を起こしています。

だってどなたも此方も愛しくて、誰かについて書きかけたら「僕も」「俺も」「私も」と頭の中で押し合いへし合いするもんで、脳ないな私には厳しい……

そして渋滞しているものは何も感想ばかりじゃありませんで。

自分の妄想ともお付き合いせなあかん……

今朝はひどいもので、某国の王様が王子や側近、その他取り巻きを連れてご外遊とのニュースを聞いて王様ものの妄想が止まりませぬ。

SNSでうっかりそれを漏らしたところ、友人が「ソレ ブログ タノム」と打電してきたので、今日は恥ずかしながら自分の妄想を垂れ流したいと思います。

なお今回のブログはいつも以上に見苦しいものとなりますので、古臭いタイプの妄想には付き合いきれませんよ!という方は早々に回れ右をしていただければ、と思います。自己防衛大事よ、本当に…(笑)

 

さて。私には長らく頭に描いている妄想がありまして。そのうちの一つが砂漠に遊牧民を統べる王というものです。

いやぁ、ロマンじゃん?そもそも王様っていうのがロマンなわけですが、そこへ持ってきて砂漠、そして遊牧。どうですかこれ。サロンでゆったりとお茶するタイプの王様も優雅でいいですけどね(そりゃ王妃のやることだろ)、王様とは

強く、気高く、美しく!

こうでないといけません(個人の見解)。

 

私の妄想はこうです。

ある日、美しく、若干高慢なところのある若者が馬に乗って颯爽と市に現れる。市は雑多で規模が大きく、出展者も正当な手続きを経たものばかりではない。日中こそ表向きは小綺麗に整っているが、夜は篝火の下で奴隷市が開かれるような、そんな場所。若者は身分も高そうなのに共も連れず、安宿に馬を預け夜の市に備えて束の間眠ります。

さて、一方ヒロイン。彼女は他国の没落貴族(名門)の姫君。弱体化した家門を狙った成り上がり者(ひひ爺、昔からヒロインを狙っていた)に結婚を迫られますが、自分の運命は自分で決める、と婚儀の最中に逃げ出します。しかし、没落したとは言え苦労知らずの貴族の娘。着の身着のままで逃げたところで足取りは重く、行き倒れたところを奴隷商に捕まってしまいます。そして行き着いたところがくだんの奴隷市。

比較的質の良い奴隷商に捕まったヒロイン。怪我や病気のないように運ばれ、出品する前にはきちんと体を清められ、身なりも整えられました。そしてその足で奴隷市の開かれる広場へ連れて行かれます。

そもそも育ちの良い彼女、旅の埃を落とせば見栄えは良く、揺れる篝火に髪も肌も照り映えます。しかも強気な娘である彼女は、他の奴隷と違い目を伏せることもせず、きっとあたりを見回し自分の定めを見極めようとします。そんな変わり種の娘に入札価格は跳ね上がり、競りは大変な盛り上がりを見せます。

そこへ鳴り響く蹄の音。現れたのは美しく高慢なあの若者。広場の真ん中に立つヒロインを馬上から片腕でさらい上げ、大きな声で叫びます。

「この娘、俺が貰い受ける!」

一瞬の静寂の後、怒号に包まれる広場。奴隷商も剣を抜き躍りかかろうとしますが、あまりにも堂々たる彼の態度にたたらを踏んでとどまります。

「文句があるものは○○(地名 ここは決められないw)へ来い!」と彼が言い放つと、あたりは水を打ったように静まります。(しかし、異国から捕らえられてきたヒロインには何のこっちゃかわかりません)

若者は、そのままヒロインを市場から攫い逃げてしまいました。

 

はぁ…ここまででも自分の妄想を世に出すのしんどい…(笑)でもまだここで導入なんだよ頑張れ私。

 

さて。わけもわからぬまま攫われてしまったヒロイン。奴隷に売られるよりはマシっぽい気はするものの、かと言って今の「高貴っぽいけどどこの馬の骨ともわからぬ小僧っ子に攫われている」という状況もあんまり有難くはない。取り敢えずここはひと暴れしてみようと、手足をばたつかせます。しかし細身の割には力の強い若者、取り落とすどころか抵抗に乗じて強く抱き寄せます。

「私はあなたに買われたわけではない。あなたにこのような仕打ちを受けるいわれはありません。」と怒りを顕にするヒロインに、「窮地を救った相手にその態度か。礼儀というものは美しさと引き換えに母親の腹においてきたらしい。」と言い放つ若者。

礼を欠く、と言われたヒロインは途端おとなしくなり、一度馬をおろしてほしい、逃げはしませんから、と言い出します。急に態度を変えた娘に興味の湧いた若者は、良きところで馬を止め彼女に従います。

馬を降りた娘は、若者に最上級の辞儀をします。若者の国とは違う儀礼ではあるものの、ひと目で最高の教育を受けた者と分かるそれに、若者は目を見張りますが黙っておきます。その夜はそのままそこに幕屋を張ることにした若者、手早く焚き火をおこし眠る準備をします。

どのような経緯でこういう事態になったのか、どこからやってきたのかなどを寝物語に聞かせろ、面白ければ今夜は抱かないでいてやるという若者。烈火のごとく怒る娘に深い口づけを与え、ほんの少し体を触ります。たったそれだけであっという間に追い詰められた彼女は、涙をにじませながらも渋々言うことを聞くことに。

細かい素性は伏せた上で今までの経緯を話した娘。兎にも角にも自分の行く末は自分で決めたい、運命に左右されずに人生を自分の手でつかみ取りたいと語る彼女ですが、

「訳の分からない金持ちに金で買われそうになったのを逃れても、金で買われる奴隷になりそうになって、結局は金さえ払われないであなたに奪われてしまうのだから、私の運命は始めから決まっていたのね。男に略奪されるのだと。」

と肩を落とします。

そんな彼女に若者が言います。

「俺とお前で賭けをしよう。俺がお前の素性を突き止めて、お前を家の前まで連れて行ってやる。お前がどんなに黙っていても、どうにかして探り当ててやろう。その間俺はあらゆる手を使ってお前を落とす。体も心もとろかして、お前を俺のものにする。お前は俺のものになりたくなければ、自分の家の前に立つまで必死に耐えるがいい。門前に立ったときお前の心がお前一人のものであり続けたならば、お前は家に帰ることができる。どうだ、乗るか?」

娘は答えます。

「そんな勝ち目のない賭けがあるものですか。私はあなたに自分のことを話す気はない。逃げ延びてきた身、帰る場があろうとも思えない。となると時は経つばかり。あなたは時間に任せて私の体を蹂躙し尽くすでしょう。子ができてしまえば後ろ盾のない私はあなたのもとを離れる訳にはいかない。あなたがもし私を慰み者にしたいなら、探索しているフリだけすればいいのだから、これほど勝ち目のない賭けもありません。」

すると若者は激高して言います。

「砂漠の男には謀り事も怠慢もありはせぬ!お前とともに過ごす間、昼間はお前の故郷を探すことに力を尽くす。太陽が顔を見せているときにお前には指一本触ぬと誓おう。俺とて、そこまで暇な身ではない。今日から始めて二度の満月を見る間に必ずお前を家の前に送り届けてやる。」

若者の勢いに気圧されて、娘はつい首を縦に振ります。こうして、二人の旅路が始まりました。

 

とまぁこうして話が始まって、旅路の間に若者は昼は娘の身の上を探り、夜は彼女の体を味わい尽くします。約束通り昼間は全く彼女に見向きもせず、行く先々の宿に彼女を残し姿をくらます彼に、娘は心揺さぶられます。

そうしてある夜、ついに若者が言います。明日が別れの日だ、お前の家が見つかった、と。

娘は心乱れます。今更帰る場所とてない、家のための結婚を拒んで飛び出した身、自分目当てだったあの成金が代償もなしに家の助けをしているとも思われない。下手をすれば家は絶えているかもしれないし、家が残っていたとしても、自分が引き起こした問題を口実にあの男が牛耳っているに違いない。戻りたくはない。しかし、全く口を割らなかった自分をよそにきちんと約束を果たした彼に今更家へ帰りたくないとも言えない。

その夜、初めて娘は若者に「抱いてほしい」と自ら体を差し出します。なぜだ、と問う若者に、娘は答えてこう言います。自分の心を見極めるために。若者はそれ以上何も言わず、今までで一番時間をかけて彼女を抱きます。夜が明け、太陽が顔を見せる直前まで。

そしてその朝、若者は娘を約束通り門前まで連れていきこう言います。

「俺は今日まで、お前を俺の人生に入れるため力を尽くしてきた。お前は俺がお前のために俺の時間を使った思っているだろうが、それは違う。俺は俺の思う人生を手に入れるためにここまでやってきたのだ。今、初めてお前に俺の時間を与えてやろう。選べ。このままお前の家に帰るか、俺とともに来て再び攫われの身となるか。案ずることはない、お前の家はお前の望む形の居場所を保っている。お前の人生だ、お前が掴み取れ。」

登る朝日を背に高らかに娘に告げる若者。その時彼女は悟ります。彼は高貴な身である、と。彼は何も明かしませんが、そこは女の勘。

しかし彼女にとって彼の身分などどっちでもいいこと。強く、気高く、美しい彼に攫われたいと心から望みます。彼女は叫びます。「私をあなたのものにしてください。」

若者は笑って答えます。

「何を言う、はなからお前は俺のものだ。市で攫ったあの時から、一時たりとも他人のものであったことはない。ただ、今からお前は俺の妻だ。逆らう者もいはしないが、もしいたならば完膚なきまでに叩きのめしてやろう。砂漠の王に楯突くものにはそれがふさわしい定めだ。」

 

おしまい。

はー恥ずかしかった…

 

あ、てか、書き上げてから王様っぽさないよね、て思いましたけど、ヒロインの家を経済的に立て直すのは王様である若者ですし、その家につきまとう成金を黙らせるのも王様です。

奴隷市場に行っていたのは配下のものから闇で奴隷市場が横行していると聞き及んでおり、お忍びで実態を探りに行っていたのでした。彼女と行動をともにしている間に、配下に命じて闇の市場は解体、市場を健全化したことは言うまでもない。

ちなみに、妻として娶ったのはヒロインただ一人でした。処女から仕込んだヒロインをただ一人生涯貪り尽くしたわけです…